岡村隆久展 2017年 5月13日(土)〜21(日)
愛媛県伊予市
 はじめての 会場です 皆様よろしくお願いします
 
岡村隆久展

2017年5月13(土)〜21(日)

愛媛県伊予市三秋1130-1  
共栄木材 三秋ホール


5月13日  土曜日午前中に 絵の 飾りつけ
午後より  展覧会開始  
夕刻 作家と語る会


岡村は 13・14日 在廊 

上記のように予定しています

共栄木材社長:西下健治さんより 
新しいホールを建てた 展覧会をしよう
と誘われました おお うれしい 二つ返事
引き受けました ありがたい 楽しみです
 
 
 今年の正月、共栄木材の西下さんが大阪に来られてお会いし、「展覧会をしませんか」
と言っていただきました。ふたつ返事で、「展覧会をしたい」と喜んで答えました。
二月に会場の下見のため、伊予市三秋に来ました。「木造の いい建物」とおっしゃるように、
ガラスや金属やコンクリートをはさんで、横に縦に斜めに、木肌が迫ってきました。
丘の斜面にある建物、丘の斜面に立つ樹、まもなく暖かくなり、展覧会開催の五月頃には、
草が、若葉が、花が、山の中をにぎわせているだろうと思わせる景観、
「すばらしい」と思わずつぶやきました。
 
 
010915-40:「わたしはわたし」S202
この形は、オレ自身が造った独自の象形、象形文字だといっています。
古代に世界のあちこちで、絵文字、象形文字があるようです。
古代の洞窟に描かれた絵、石に掘られた絵やら文字やらを見ていると、
描いている奴らの息吹を感じます。青色がうまく決まったと喜んでいます。 
 
 
 
 
 
 
140215-40:「わたしはわたし」F202
わたしの顔、きみの顔、あなたの顔、いろいろな表情も想いもあるだろうけれど、
そんなことはほっておいて、形、形態を追っています。これに、手が追加、足が追加、
それに何が追加かな、というように増殖する絵もあります。
オレの絵がますます抽象化の様子が進んでいます。
 
 
 
 
141114-25:「ひとが歩く」  25号  8460cm
このシリーズのイメージは、「ひとが歩く」というところから出発しています。
人が
画面の右を向き、大きく手を振り、足を開き、ヒモをきつくしばった靴が地面をけっています。
そのイメージがどんどん昇華してこのような抽象画面になりました。

オレは人が歩く、進む、という動きに表現意欲をそそられます。 
 
 
 
 
 
 
281016-40:「わたしはわたし」S202
このシリーズの絵を描き続けています。人が手を伸ばしあっている、話しあっている、
笑いあっている、いさかっている、この絵は何をしているのでしょうね。
キャンバスを2枚くっつけています。この方法が不思議とうまくいくのです。
まん中の線が緩衝材になり、次元の違ったものが生まれるかも、絵が生まれ変わるかも、
と期待しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
310514-40:「わたしはわたし」  S202
日本画の金箔にあこがれ実験してみました。
「絵具は顔料だ」なんて偉そうなことを言っていましたが・・。「顔料とは
水や油に 不溶のもの 溶けるものは 染料」これを聞き、「知らなかった」
唖然としながらも納得、そうだったのか。油絵の具は、石を砕き、
樹脂に混ぜ塗る。樹脂が乾いて絵の具が着床する。現在は化学的に
顔料を作っているらしい。 
 
41016-25:「ひとが歩く」  25号  8460cm
昔、油絵の勉強で、いろいろな禁忌を教えてくれました。その一つ、白色
そのものは使わない。また白色を他の色と混ぜると、絵が白っぽくなる。
これらを教えられました。いつもは白色とほかの色は混ぜません。
この絵にはたっぷり、白色の絵の具を塗りこみました。
ピンク色は、赤色に白色を混ぜました。白色絵の具を使ったおかげで、絵が生き返りました。