塩見岳  2009年  11月3日 
 

<一日目>早朝大阪を出発。
登山口から4時間で三伏峠泊。
テント、シラフ、防寒具。食糧、食器、コンロ。
<二日目>
塩見岳までピストン。三伏峠泊。
<三日目>下山して
風呂。夜9時ころ帰阪。
 
 
 
 
カモシカは いつも じっとこっちを 見つめている
ほかの動物は すっ飛んで逃げて行く  

熊は見たことがあるが、バッタリ会ったことは ない
鹿、猿、イノシシ、雷鳥、おこじょ、それと だれにあったかな


 
 
 
リュックは 山下さんからもらった ありがとう 愛用してます
こんなでかいの 担げないよ と 小さい山下さん

 
 

山の中の食事は楽しい。「これでちょっと 軽くなる」

酒も話も弾む。夕方からの大雨がうそのように、あくる朝は快晴。すごい雲だ。
こんな雲 子供時代には いっぱいあったかも、

最近 こんなきれいな雲は、見ないなあ。
 
 
 

 すごい 雲

 
 

向こうの高い山が塩見岳。ここから4時間で、着く。

暑くもなく、寒くもなく、荷もなく。ルンルン気分で歩く。
 
 
 

尾根道はいい るんるんだ
 
 
 

頂上直下は危険印。慎重に歩かねば。

 
 
 

避難小屋 シラフに身体を突っ込んで 乾杯

 
 
 

 霜柱 写真がへたくそのわからないね ゴメン

 
 

昼から降り出した雪で、あくる朝はまっ白。 

 
 

反射鏡に写っているのがオレだ。80リットルのリュック

 
 
 
今回の行き先は白山と予定していたが、天気予報は雨。東の方は降水確率が白山よりもまだまだ
低いようで「中央アルプス
にしようか、南アルプスにしようか」迷った末「塩見岳にしよう」と決ったの
は、車で出発して二時間ほど来た高速道路のパー
キングエリアだ。塩見岳の登山口、鳥倉林道の
駐車場に向かう。
以前、雪の季節、隣の塩川林道から塩見岳を計画したが二回とも三伏峠にも届か
ず、手前でビバーグし退散したのが懐かしい
思い出。鳥倉林道も今回で二回目。昔は本物の登山口ま
でタ
クシーが入れてすぐに登れたが、今は1時間ほど手前で通行止めだ。80リットルのデカくって重い
リュックを担いでワンピッチ、
ツウピッチと登る。荷の重い分地図に記載されたコースタイムの何割増
しかの時間がかかる。「水がないかもしれない」と手前
の水場で6リットルの水を汲む。リュックはギシ
ギシ鳴くように重い、
重い。二日目の朝はキラキラ快晴。昨日の最後の1時間はザザ降りの雨の中を
ウンウン歩いたのがうそのようだ。真っ青な空に箒で
はいたような不思議な雲。白と青が素晴らしい。
下界ではなか
なか見られないとうっとり。登り始めて見晴らしのいいところに来ると、先ほど出発してき
た三伏峠、雲海、空気が澄んでいるの
で周りの山が全部見える。目的の塩見岳、南アルプス、中央ア
ルプス、北アルプスまで見える。まだまだ残っている空の雲模様、しごく満足である。塩見岳の頂上直
下は地図に危険印が載って
いるように、岩の山、その間を縫うように登ってゆく。慎重に登ってゆく。
いささか緊張するが、慎重に。てっぺんについた頃から
どんどん雲が、霞がかかって、昼ごろなのに
薄暗くなってきた。
冷たい風が吹き出し、ヤッケのフードをかぶり風をよけて暖をとる。べ−スキャンプ
の三伏峠に近づいたころには地面がどんどん
白くなり風はますます冷たくなる。今夜の水を汲むため
15分と
書いてある水場に下りてゆくが、ない、相当下った所にちょろちょろと水の流れ。なんとか6リッ
トルの水をくんで仲間
の待つ所に。一日目は野菜たっぷりの豚ナベ。二日目はカレーとなかなか旨い
ものが出て、酒もすすむ。三日目も快晴。あの
降水確率は何だったのかとウレシイぼやき。昨日の雪
で白銀の世界、樹氷、霜柱と冬景色満喫。さあ帰ろうと1時間も下ると雪も消え、駐車場についた頃に
は秋景色で暖かい。赤に黄に色づいた山々に別れを告げ塩辛い温泉に入って帰阪。