双六岳 2004年 4月 
 
 

暗くなった頃 新穂高温泉に ついた

ひとり 空き地に テントを はる

弁当出して ウイスキー出して 乾杯


キツネ!ひょこたん 通過 おれを 見てたぞ


うちの 死んだ猫 まぎわに 左手を おれに つきあげた な 



Sawayama/ Yamasita/ Inokuma/ Misao/ Okamura/ Kawazoe
6時 新穂高温泉出発 峠に着いたのが15時 山下さん くまさん
テントに転がり込んできた シラフの無い二人 相当 寒かった
らしい 雪渓は 荷が重くて長かった 2004年4月30.1.2.3日 
 
 
雪崩の 後を デブリ という
前 雪崩に 会ったのは あの澤 と リーダー
底雪崩の でかいやつは 電車に はねられるようなもの だ
バカ殿様 のように 顔を 真っ白に 塗った 日焼けどめ

白い塊は 雪崩の後の 雪の塊 でっかい木も まっぷたつに 折られている
5月までの 2.3ヶ月は 雪崩が多発 その 何秒の間に そこに いるか 
いないか なんだが 雪の塊に ぶつかられたら 一巻の終わりだ
 
 
 
鏡平 から 峠まで 雪渓の きついこと

テント シラフ 食料 酒 カメラ 重い!

たまの しずくの あせ 久しぶりの 快晴だ

雪は かたくて 歩きやすい 

それにしても 長い 

今日は 雲ひとつ 無い
 
 
 
ここは 山スキーの 人が 多い

リュックに スキー板を くっつけて 登って いく

尻 シェード用の 板を 持ってる 人も 多い

上から 急カーブ 急ブレーキ 同年輩の オッサン


「スキーは最高だ」と 俺に 向かって 叫んだ

俺 キツネにも 猫にも オッサンにも 好かれるようだ
 
 
 
360度 濃い ブルーの 空
槍 穂高 笠 双六 すぐ そこに 見える
白い羽に 赤い模様の 雷鳥を 二度も見た
3時頃 少し 雲が 出てきた
西日で テントの 前の 山並みが 
赤く なってきた 風も きた
またまた 山の中 人が いなくなって
テントの 中で ひとり


これは合成写真 真ん中のとんがった山が 有名な槍ヶ岳
写真は 二日目の昼前 前日同様 雲ひとつ無い 90度右に
笠が岳 90度左に 双六岳 その向こうが 日本海だ 
 
 
雲が どんどん 前の山を 隠していく
10分もすると 山が 見えなく なって
10分もすると ハイマツが 霞みだし
10分もすると 目の前が WHITE
朝3時頃 雨が 降り出した 
山下さんの ゴアの テント 
雨でも 平気だ
雨は 一日降り つづいた
昨日 今日 山に 入った 
人は かわいそう だ な