我が家の 耐震改造工事 2009 
 
 
 
日本の木造住宅、都会でどんどん建てられている木造住宅の寿命は50年ぐらい。
寿命を延ばして綺麗にしようと設計士に相談。
改装の前に、木造耐震設計士に来てもらった。

 
 

部屋の壁、床、天井が無くなった。
全部手ではがしていく

 
 
 

台所も、風呂も、便所も、なくなった
 
 
 

 緑色は改装後に残す柱
この残った柱、出来上がったら、GOODデザイン


 
     

太い鉄筋  コンクリートミキサー車
どんどん基礎が補強されていく 

 
 
 
コンクリートを流し込むホース
力持ちのおっさんだ すげえ

 
 

構造工事が終わって
床・天井・壁・窓 できてきた
 
 
     

2階のアトリエも 壁を剥がして 筋交と 構造合板 火打ち
構造合板は、ペンキを薄く塗った。
ペンキ塗りはオレの仕事、上手くいった。
 
 

耐震構造
我が家は筑後50年足らずの木造二階建てだ。ちょっと改装と友人の建築家GENさんに依頼。素晴らしいデザインの改装に
なったが、デザインの話は次回ということで構造の話。「構造が大事。いい家ができても地震で潰れたらたいへん」というこ
とで構造計算をしてもらった。この辺りは豆腐のような軟らかい地盤、土の上に細いコンクリートの基礎、大きな窓が多く壁が
少ない、一階建ての家に二階部分を増築している、と悪い条件が重なっている。「基礎、壁を十分に補強しなければいけ
ない」という診断結果。1階部分は床、天井、壁を剥がして、まずはむき出しにして、床の土を人力、ミニユンボで掘り下げる。
1) 基礎のコンクリートを二重にする。鉄筋を入れ型枠を作り、コンクリートをミキサー車2台分ぐらい入れた。
2) 柱の間に斜めの材(筋交い)を入れて金具で固定、構造合板(ベニヤ板の大きいもの)で壁を作る。
3) 天井も斜め材(火打ち)を何箇所か。
4) アトリエも、壁をめくって筋交いと梁の追加、構造合板、火打ちと、固まった。

工事が終わって何回か小さい地震が来たが、さすが揺れない。がっちりしていると実感。工事は大変だった。1階の床、天井、
壁を剥がすと、永年の埃や土壁の泥と濛々たる塵芥。2階で絵を描いていても、埃はもうもう上がってくる、家じゅうぐらぐら揺
れる、どんどんとすさまじい騒音日々。工事はたった二か月で終わったが、長い二か月だった。