油日岳あぶらひ 2022年5月27日 
 
 
 白い紙の案内板。初めてきた山なので、この案内板に従って登ることにした。オレの地図ではたったの
35分でてっぺんに着くとなっている。白い紙の案内板のおかげで、いたく危険な、それでも楽しい山行に
なった、帰って何度も地図を確かめ、「あああ このあたりで 道を間違えたのか・・」と苦笑している。
 
 
 
 
 
230弁当を喰って水を飲みやっと一息、「あ〜あ えらいめに あった」と大笑い。気が抜けない、
両手が離せない、おっとっと、こらしょ、枝を掴み、根っこを掴み、ズルズルの砂、安定しない岩、
「空が見えてるので すぐのはずやが・・」「おおお かみさま・・」「これは獣道 きゃつらの
運動神経には ついていけん」「白い紙の案内板では 林道の先と合流するはずだけど・・
そんな道は なかったね」「左に曲がらんとあかんのやが 見過ごしたのか・・」「ええい 尾根道 
直登 行ってまえ」「戻ったほうが いいんじゃないの」「いやあ 行ってまえ」
こんなセリフは10年前のまだ体力のあったころのものだね。
 
 
 
 
 
 
 飯を終わってすぐ上のてっぺんにやって来た。油日岳693Mとなっている。「そんじゃ さっきの 小屋の前を通って 
下りましょう」と急な道を下りだしたが、「これは道じゃない また 崖だ」「さっき 登ってきたのと 同じような崖だ もっと怖いかも 
こんなところは 降りられない 登山道は これじゃない もう一度 地図を見よう」内心またまた焦っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
道のない尾根道、しかも結構な急斜面、シカの糞が落ちている、シカの足跡がある、尾根を登れば目的地に
着くとわかってはいるが、「これを落ちたら やばいぞ」えいこらどっこいしょの登りだった。 
 
 
白い紙の案内板は25分で行けると書いてあるが、2時間もかかった、運動神経の弱い、
恐がりのオレは、ひやひやものの、よじ登り登山でした。 
 
 
 ジキタリス:はじめて見た 中東 ヨーロッパの花 毒草であり 薬草でもあるらしい 触らなくてよかった 
 
 
 この先が登山口 車も回転できる広さだ
 
 
 
 
 
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