赤岳鉱泉・硫黄岳2020年11月9日10日-1 
 
 
「ごはん スープのおかわりは スタッフに言ってください」コロナ禍の今、
新しい食器を次々使うようだ。
酒も小量持参した、明日の登山に備え、
「飲んだら あかんぞ」と戒めている。
 
 
 
赤岳山荘1700Mの駐車場に到着。駐車料金は2日で2000円なり。前もって問い合わせると雪はまったくない、
衣川さんからチェーンを借り、車に積んでいるが使わずにすんだ。
 
 
 
赤岳鉱泉2200Mで一晩テント泊、「この季節 この歳 硫黄岳に登れたらいいなあ」と向かっている。 
 
 
 テント泊の時はいつも思うが、テント場までが一番にしんどい。今日は2時間のコースタイム、
これをゆっくり、30分づつ休憩を取り、疲れを明日に残さないようにと歩いている。
 
 
 
 
 
 カラマツの黄葉時期はもう過ぎたのか、かすかに黄色い葉っぱが残っている。
信州に来ると、すっと伸びたカラマツが黄金色に輝くのがすごいんだ。
 
 
 
 
 
 樹々の中の苔の森がきれいだ、昨日雨が降ったのか、地面は湿り気味、
苔も少しはダレているが深い緑が陽に輝いている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 赤岳山荘駐車場から、赤岳鉱泉テント場までの道、ここまでは車が通れる林道だ。ここからは、おだやかな登山道だ。
 
 
 
 
 
 出発の日、4時半に目覚ましをセットして寝たが、鳴らなかった。何時かなと時計を見て驚いた、
5時過ぎだった。前回白山に行く時も時間を見ると約束の時間の20分前だった。
あの時は服を着ただけで車に飛び乗ったが、昨日はまだ、
ごはんを一杯と茶を作って水筒に詰める余裕はあった。
 
 
 
 
 
やっと、到着。荷が重い。 
 
 
 
 
 
 6時の晩飯まで2時間あるので、行者小屋まで散歩に出かけた。赤岳連峰がキラキラ。
 
 
 
 
 
夕日に映える赤岳連峰の姿には、歓声だ。 
 
ここから二日目 
 
 
 小川は赤い、赤い水が流れているので、赤岳鉱泉という名前なんだろうね。
八ヶ岳連峰は火山の山、今から行く硫黄岳は、爆裂口が半分無くなっているが、立派な火山の爆裂跡がある。
 
 
 
 
 
 7時にテントを出発。霧はまだまだどっしり居座っている。今日は天気がいいと思っていた、
早く霧が晴れてくれ、青空をのぞかせてくれ。小さい小川を一つ二つ超えて行く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今朝も朝5時に目覚めた。昨日はうつらうつら、「眠れないなあ 眠らんと しんどいぞ」
なんてうつらうつらしていたように思っていたが、本当はしっかり眠ったようで、
一日元氣だった。目覚めて、「さあ 起きて テントから 出なくては」テントはこれが邪魔くさい。
狭いテントの中で片膝立て、ジッパーを探して扉を開き、ふらふらしながらスリッパを探し、
四つん這いで外に出た。外はまだ暗いが星が見えない、昨日寝る時点ではたくさんの星が見えたが、
雲か霧か霞か、何かが空を覆っているようである。
ぼちぼち明るくなりかけてきたが、まわりはまっ白状態だ。