赤兎山 2018年 10月 14・15・16日  
 
 
 
一日目 取立山 
 
 
 
 
 
 
 
10月半ば、標高はてっぺんで1300Mと低い山、まだまだ紅葉には至っていないが、
赤い葉、黄いろい葉がちらほら、肌寒くも感じる、とはいえ登りは汗びっしょり
 
 
 
二年前は反時計まわり、今日は時計まわり
植林の中、左側に深い谷、谷が登山道にくっつくあたりに滝がある
 
 
 
 
 
 
今日は快晴ではないが、青空で陽も見える。天気がいいと気も晴れ、快適で楽しい
週日なのに人が多い、駐車場には10台以上が止まっていた
 
 
 
 
 
 
避難小屋は立派な建物で、暖炉が在り薪がいっぱい積んである
たぶんみなさん冬の雪山を楽しんでおられる姿が目に浮かぶ
 
 
 
不思議な光景、晴れているのにぽこりん山の斜面を霧が走っている
霧か、雨か、雲か、暑いときなら口を開けて待っていれば旨かろう
 
 
 
冬は、「国道に車がたくさん止まっている、取立へ登っている人が多いよ」
ということだ 来れるものなら来たいねえ 年齢制限かな
 
 
 
 
 
 
この辺りは低い山また山の地形、その山々の間に田んぼが
家が、川が、道が、それぞれキラキラ光っている
 
 
 
オレの好きな草 ミツバチ君かな 
 
 
 
 
 
530駐車場に降りてきた。今日の夕日はきれい
間もなく陽が落ちるというタイミング、赤く黒く雲が踊る
 
 
 
 
 
二日目 赤兎山 大長山(おおちょうやま) 
 
国道を少し福井方面に走ったら、赤兎登山口と書かれた板の看板がある
戸数の少ない村の中をくねくね行くとロープが張ってある
おじさんが出てきた、4名で1200円也の通行料を支払う
5時までに降りてきて」というおじさんの声
 
 
 
 
 
 
 
 
 
小原峠までの登山道、広葉樹林帯のこの辺り、まだまだ葉っぱが生い茂り
ちょっとずつ黄色くなりかけ、緑の中に黄色が混じり、幻想的な色彩が波うつ
 
 
 
 
 
 
小原峠,文献によると、銀山、一向一揆、物流の道、白山への信仰の道、という顔が見える 
 
 
 
 
 
 
 
 
「あれえ これは ブナじゃないの ブナの森だ」ぼ〜っと歩いていて、ふと気づいた
直径が2040センチの細く若いブナの木が林立している、上の方までひょろり伸びている
このあたりのさわやか黄色は、ブナの葉が黄色く色づき始めているのだった
この細さのブナ林もいいものだ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
赤兎山山頂
「早いが湯を沸かしましょうか 食ったら Mさんと二人 大長に登り返してください」
「おお ありがとう」カップヌードルに湯を注ぎ、持参のパンをほうばった
 
 
 
 
 
 
2004年にここに来て、避難小屋に一泊お世話になった
澤山・猪熊・衣川・岡村の4名で寒い季節にスキー場の方から入り
雨天なのでそのまま帰った記憶がある。写真を見るとみなさん若々しく
えらくはしゃいでうれしそう楽しそうな姿が写っている
 
 
 
 
 
 
このあたり、もっこり平らで景色もいい、気持ちもいい。目の前に白山が座っている 
 
 
赤兎を下り  小原峠から 大長山に向かう
 
 
 
 
 
 
 
 
登っては下りを三度ほど繰り返して見上げると、てっぺんが見えてきた
ここらあたりも赤兎同様、細く若々しいブナの林だ、さわやかな風が吹く
薄暗い雲が飛んで晴れてきた、陽が出てきた、青空が見える
樹林帯の隙間から向こうに白山が座っている、今の季節の白山は黄土色だ
 
 
 
1671M「おおちょうさん」と読むとは知らなかった、もう一つ、なんとこの山はここらあたりの最高峰だという 
 
 
いつも頂上直下のあたりで、「あんな高いところまで そんなに早く 行けるものかな
と思うのだが、案外早い時間で着いてしまう
てっぺんが見えだすと、「うええ 高いぞ」と思うがすぐに着く、てっぺんマジックだね
 
 
 
 
 
 
 
 
 三日目 白山平泉寺 現在は、“平泉寺白山神社”となっている
 
白山平泉寺は717年、修験者の泰澄が開いた。一向一揆による焼き討ち1574年までの850年間栄華を誇った 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
禅定道は三本あり、その起点を馬場という。
加賀禅定道:白山比盗_社(ひめ)
越前禅定道:平泉寺白山神社
美濃禅定道:長滝白山神社(ここは石徹白の白山中居神社から南へまだ10キロほどのところにある)