愛宕山 2022年1月3日 
 
 
 「いやあ あけまして おめでとうございます」
正月は寒波という予報だったが、ちょっと暖かい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 バスを降り舗装した坂道を下っていた、「あへ〜」するりと行きそうでびっくり、凍っていないが
先ほどまで凍っていた水溜まりかな、情けない、「おっとっと〜」である。バイクのあんちゃんが
橋の所でガシャリこけていた、難なくバイクをおこして進んで行った。
 
 
 スパッツを着け、ピッケルのカバーを外し、ダウンジャケットをザックにしまった。
林道歩きなのでサンドイッチを喰おうとそれも出してポケットにいれた。
 
 
 月輪時の手前あたり、ここは南東向きの斜面、雪がべちゃべちゃ融けてきている。
歩いているところは土が見えているが、両サイド、山の斜面には20,30センチの雪が白く残っている。
 
 
 月輪時への登山口から登っていく。大杉谷からという手もあるが、大杉谷にトレースが
ついて無いなら、オレひとりでラッセルして上まで登る自信がない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 愛宕山には愛宕神社がある、これは京都の人にとって有名な神社らしい、
「火の用心」の神様らしい。なんとかつては修験道の寺でもあったらしい。
 
 
 さあ弁当だ 上は超満員かもしれない 場所を探した。 丸太が転がされ、座れるところがあるので腰を下ろした。
弁当は昨夜から作っていた、サンドイッチも作っていた。朝は飯を喰い、ペットボトルに茶を入れただけだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お宮さんを後ろに見て歩き出した。石畳、人が踏み固めた階段の雪、滑るかなと思ったが、
靴の横っ腹、靴のかかとをうまく使い、ピッケルで支えるとぱっぱらぱっぱら歩ける。
今日は全行程アイゼンなしで行くぞと決めどんどん下った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ここに来ている方々のアイゼンは見たことのないタイプ、調べると最近の軽アイゼンは今までのものと
違うようだ。ワカンやスノーシュウの人もいたが少数派、ピッケルの姿は一度もお目にかかれなかった。
 
 
 
 
 
 
 神社から少し下ったところ かつて ここにも神社の建物が あったんじゃないかな
 
 
 
1週間前の撮った写真、アトリエの定点観測。いい絵ができあがったと喜んでいる。アトリエは天井が高い、冷暖房が効かない。
 
動画 video030122atago 愛宕山 
 
 トレース:山に雪が降れば登山道も何もかもがまっ白になる。まずトレース(踏み跡)が付いていないと
“道”がわからない。雪が50センチ1メートル積もると、歩けない、登れない。急な登山道を登ろうとすれば、
足が雪に潜る、ズルズル滑る、雪のない季節なら10分で登れるところが、1時間もかかってしまう、
しかもものすごくしんどい、重労働である。「おおい 変わってくれ」パワーのあるやつが順番に、
「エイヤ〜 コラヤ〜」がラッセルだ。冬の背の高い山、どこかの山岳部が、「エイヤ〜 コラヤ〜」
のラッセルで道を作ってくれる、「ありがとう」と軟弱な我々は登っていく、それがいつものパターンだった。