愛宕山 2019年6月4日 
 
 
72歳でいまだにマラソンを走っている男性と、少し前に3時間21分で新聞に名前が載ったという女性が二人
というようなメンバーだ
 
 
 
清滝まで歩き始めた。平日だというのに嵐山の観光地は人の渦、高校生やら中学生の渦
外国人の渦、かくも多くの人ヒトヒトである
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ワインを2L、コーヒー用の水を1L、自分の飲み水が1.5L、ガスを一本、なかなかの歩荷訓練である
 
 
 
 
 
なんだか徐々に荒れだし、倒木を跨ぎ、やせ細ったトラバース
ついに樹々が左右に倒れ上に登って幹の隙間を抜け、急斜面を下り
「道がないよ 消えている これはだめだ」去年の台風以来おおいに崩れ人が入っていないようだ
「仕方がない 分岐まで引き返そう それを登って 月輪寺から帰ろう」
ということで引き返した。30分以上のロスタイムかな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
みなさん軽い足取りでどんどん進む、荷が重いオレはふーふー大汗である 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
月輪寺付近  
 
 
 
 
 
月輪寺の登山口に降りてきた。川が流れ、太い本流に合流していく
この先に、「空也の滝」があるらしい。空也聖人
がこことどういう関係か知らないが
京都には歴史上の人物名とあちこちででくわす
 
 
オレの後姿を撮ってくれた  
 
 
 コンロに火、ペットボトルに入ったワイン、ソーセージ、パン、トマト・・2時間ほど飲んで食って話した
最終バスもなくなり、またもや徒歩で駅まで、帰ったのは9時ころだった
このコフェル一式 澤山さんの遺品だ 「是非くれ」 と 今はいつも 同道している
 
 
もうすぐ清滝という手前にトンネルがある
暗いトンネルではライトを灯してやってくる車に、我々の存在を示しひやひやしながら歩いた
思い出すのは上高地の 昔の釜トンネル、暗闇、壁から天井から水が漏り、その水が凍りつるつる状態
何度もひっくり返った。山から下りてきて、
「ああ トンネルを越えたら 車が 待っている」と安心してアイゼンを外し
トンノルの中で慌ててライトにアイゼンピッケルを出したことがあった