桧塚 2022年 3月30日
 
 
 オレがいつも行くところはで“桧塚奥峰”で“桧塚”には行ったことがないという不思議現象、
今初めて“桧塚”という名称のピークがあることを知ったが、これもまたおおいにボケているね、と笑い。
 
 
 
 
 
 166号線を三重県へ、高見トンネルを越え、すぐに右折。しばらく走って、五六軒しかない村の中を通り、
“中部電力青田発電所”を右折、ここから荒れた林道をゆっくり走る。
 
 
 荒れた林道がくさりで通行止め そこの広場で駐車 登山口まで30分強の林道歩き
 
 
「この道は たいくつだね」なるほど、ずっと杉の植林地帯、同じ薄暗い風景が上のほうまで続いている。
ただここの杉は下枝が刈られ、写真なんかで有名な、京都市の北の方、磨き丸太の杉林を思わせるきれいさには心休まる。
 
 
 
 
 
 
このあたり一帯は素晴らしい、オレの好きなところだ。何が好きかと言えば、てっぺんの部分に樹がない、
無いわけではないが少ない、おそらく強い風が吹くんだろう、樹も地面にしがみついて大きく
成れずの暮らしている、そんな樹がいい、はげ山に近い大きな塊、
ポコリンぽこりん、ホンワリとしたフタコブラクダの背中だ。
 
 
 
 
 
 
 杉の植林地帯が終わり、雑木林の爽やかな森、まだ葉もない樹々の間から空が見える、
今度こそもうすぐだ、よっこいしょと登りきると尾根道にやって来た、風景ががらりと変わる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
風で倒れた樹の残骸が 素晴らしい 
 
 
 
 
 
 
 
 
 山また山 雲の多い天気 
 
 
 
 
 
このあたりは  おおいに お気に入りの場所である 
 
 
 奈良と三重の県境のこのあたりは、山また山の地形、遠くのほうまでポコリぽこリの地球の姿である。
 
 
 
 
 
 北斜面には 薄汚れた 雪が残っていた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 400車まで到着。長そでシャツ一枚で快適な気候、なかなかにいい山行でした。
湯を沸かしコーヒーを入れ、おやつをいただき、いい気分である。
 
 
アトリエ定点観測 この冬からは 古い絵を出してきて 修繕三昧の日々 新作が少なくて そおりい 
 
桧塚奥峰にやって来た。3年ぶりだ。年々体力が落ちている、軽〜くスイスイ登れた山だったが、乗越から上を見上げると、
「へええ 奥峰は あんなに上 だったか・・」と驚いた。この驚いたには裏話がある、笑ってはいけないが、
道のカン違いをしている、毎度の“地図が読めない男”という症状のおかげ、なんだか右も左も、前に来た道も、
すべてが頭の中でひっくり返っている、という笑い話だ。みなさんの前では平然としていた。帰って昨日の地図を、
2019
年の地図を、そんなこんな見比べ愕然としている。