比良山 2018年3月7日 
 
 
 北比良峠 さあ記念撮影 ひとり撮影 タイマー撮影だ 
昔はこのあたり スキー場があり 宿泊施設があり 公衆トイレがあり 売店があり 人がたくさんいた
 
 
 
どんより曇った空 山並みの上だけが明るい 
うす紫なのか 黄が オレンジが 混じっているのか
どんより黒いところにきれいなグラデーション
 
 
 
ひとりではさびしいねと 鈴を出した りんりんいい音だ 
ヤケ山の標識の所でスパッツを着けた ぼちぼち雪が出てきた
 
天気予報では晴れだったが 雲ッている 降りそうだ 風はない 冷たい
 
 
 
 
 
ザックに ピッケル・アイゼン・ワカン を入れてきた
アイゼンは使わなかった 今年は アイゼンの山がないかなあ
 
 
 
 
 
琵琶湖が見える
 
 
ピッケルをザックから出し 雪に突き刺しバランスをとる これで歩きやすい
最近の若者は ストックばかり ピッケルを持つ人は少なくなってきたのかねえ
 
 
 
釈迦が岳まで4時間もかかった 上は冬 枝に氷 うれしいねえ これたこれた 
 
 
おお たっぷり雪 ゆき山だ 幹に枝に氷が これが見たかった 
 
 
ひとりで下ってきた人とすれ違った どこから登ってきたのか 恰好いい服装とゴーグル
ジイサマは隠せない 向こうも思っているかな
「ジジイと 釈迦で会った オレより 上か下か 雪山でひとりは あぶねえ」
 
 
 
 
 
 
精霊が宿るには百年早いと生意気なことをいうが 堂々とした姿のブナ 
寒い 毛糸の帽子 ネックウオーマー 雪がたっぷり 道がわからない 迷ってしまった
 
 
北比良峠 ひとっこひとりいない モノクロの世界 琵琶湖が見える 向こう 湖東の山は見えない