比良武奈ケ岳 2020年3月9日 
 
 
車で いん谷口→アオガレ→金糞峠→コヤマノ岳→武奈ケ岳→スキー場跡→北平峠→カモシカ台→いん谷口
予定では八雲ケ原を回って帰る だが 武奈ケ岳に行きたい 進んだ 行けたぜ やったぜ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピッケルを積んできたが、雪はなさそう。スパッツだけ着け、防寒具を、上着を、
毛糸の帽子もザックに入れた、水も1リットルで足りるだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
空はまっさお、雲ひとつない。三月の空気は冷たいとはいえ、背中にあたるおひさんが暖かい。 
 
 
 
 
 
アオガレを通り過ぎ、谷筋を登っていく。「おおあそこが峠かな」V字カットの青空が覗く。
 
 
 金糞への急登がきつかった、「こんなにしんどいか 歳だねえ」とぼやきながら登った。
 
 
 
 
 
 ハチマキを忘れた、いつもハチマキが顔の汗を吸い取ってくれるが、
今日は手で、ミニタオルで、流れる汗をぬぐった。
 
 
 
山の上のやや平らなところ、川筋やら、多少のポコリンやら、なんだか楽に歩けだし、先ほどの疲労感が無くなった。 
 
 
 
 
 
 ああ ブナが 若いブナが 小さい樹が その中に時々 でっかいやつが 
ぐにゅぐにゅっと ねじれて立っている
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オレはこんな風に命が終わったでかい樹が好きなんだといまさらにわかった。 
 
 
 
 
 
 
 
 
人がいない、大きな木がいっぱいある、若々しく背を伸ばしている奴、倒れ巨木、折れた大木、
枯れて空洞ができて苔むしているやつ、どれもこれもじつに格好がよくまわりを威圧している。
 
 
 
 
 
 
 まだらまだらに雪が残っている、いい景色、いい空気、いい色、ご満悦。
 
 
 
 
 
 新型コロナウイルスが流行っているということで、どこもかもが自粛やら休業やらの今、
山なら全く心配もないということなのか、山の中で10人ぐらいの人と会った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 てっぺんに 地蔵さんがいたのか 知らなかった ここは何回目かな
 
 
武奈ケ岳 てっぺんにやってきた。4.5人の人が弁当を食っている。 
 
 
 
 
 
 
 
 
琵琶湖のほう、青黒い色の琵琶湖、同じ色の向こうの山々、その間に白い霞がかかっている、妙に幽玄の世界。