比良:森山岳 2019年3月12日 
 
 
伊藤新道から琵琶湖バレーのスキー場を横に見て、烏谷山(からとやま)から牛コバ
反時計回りに歩きたいと思ったが、まだ雪が残っているこの季節、
完走することができないかもしれないと思いながら出発した
 
 
 
昨日雨が降ったのか、全部が濡れている、地面が水を含み、草も枝も葉も水滴が着いている
水滴を手で払いながら思った、「露払い」
 
 
 
 
 
 
ケヤキの木 かな 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
池は凍って真っ白、雪の白さの中、白く凍った池は間違って進みそうになるが
氷の厚みはどれぐらいなのか、間違っても近づいてボソリ氷を踏み抜き靴を濡らす
ひっくり返る、なんてことはこの寒さでクワバラである
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
雪の深さは5070センチぐらいかな、ワカンをつけ一歩一歩沈み込まないように歩く
倒木や岩があるところに穴がある、そこにズボリ足を突っ込むと、ひざまで足の付け根まで入り込み
ワカンが引っかかってなかなか抜けない、エッコラサである
 
 
 
 
 
 
やってくるのに2時間か2時間半、フーフー言いながら登ってきてこの池を見ると、この大地を見ると
これが桃源郷かなと思わせる涼しげな爽やかさがある
いつ来ても素晴らしい、オレのお気に入りの場所である
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ポコリン真っ白、なだらかなこぶの上、標識も何もない
誰かが書いた小さな赤い板に森山岳1080Mと書かれている
南東の方角すぐにスキー場が見える、音楽が聞こえてくる、若者の喊声が聞こえるような気がする
 
 
 
 琵琶湖が見える 膨らんでいる街は 近江舞子かな
 
 
今日はよくひっくり返る、つるりんこ、ころりんこ、大きなおっさんが雪の上で
斜面で、おおいにころころである。昨日の雨で湿っている、雪が緩んで湿っぽい、
身体が疲れてきている、10回以上はころころである。
すってんころりんは若いころからあった、思い切ってころぶと怪我は少ない、
本当に危ないところは恐怖症のオレ、なかなか慎重になっている、三点確保でそろりと歩
 
 
 
 
 
 
 
 
 
630車に到着。おおいに歩いた、おおいに疲れた、おおいに満足。
845から630まで、9時間足らずの山行、ジジイにはいささかしんどい山だったが、
予は満足じゃ、たか笑いの気持ちである