比良−峰床 2019年12月25日 
 
 
「このルートで 登りませんか」と地図を見た。地図を見て、ルートを作ったそうだ。
歩き始めて3時間足らず 未知のルートだった 
 
 
 
 
 
 
 
 
「上に登る 道が ないかな」なんと今日は道なき道を登る、冒険山である。 
 
 
 
 
 
30分で林道が現れた。天気がいい、雲一つない青空、地面に写る影がきらきらする、
大きいモミの樹が多い。
 
 
 
 
 
 
全く人が通らない林道の地面には苔が生え、そのコケに霜が降り、アオカビ色の絨毯を歩く気分だ。 
 
 
 
 
 
 反射鏡を写した 写している オレが見えるかな
 
 
でかいモミ、大人三人で囲っても足らないような太さ、
これは最高記録だけれど、上のほうが折れて無くなっている。
 
 
 
「けものみち よりは ましか」と消えかかった道らしきもの、
四つん這いの登り、上のほうに空が見える、「もうちょっとだ」
なんと、左の靴の紐がほどけた、「こんなところ 直したら 転げ落ちる」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ポコリンの尾根道を右へ左へ、西のほうに向かう、小さい緑の樹以外は、
このあたりの樹々は全く葉を落とし、細い枝が無数に天にある、
ヤドリギがあちこちにふわり浮かぶ、ミズナラ、コナラらしい。
 
 
 
 やっと登山道にでた、「おお オレがつけた 赤いひも」感動の再会だ。
10月末と11月に2度ここに来ている。アトリエにあった赤いウエスを細く切り、
20本ほど持ってきた。多少色あせ黒ずんでいる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このあたりの山、同じようなポコリンの尾根、右でも左でも同じように歩けそう、
地図を見る限り、まっすぐ歩けばよさそうなものだが、間違うのだ、迷うのだ、笑いだね。
 
 
 
峰床と鎌倉の間は、上り下りが続きかなり体力を使う、
冬のこの季節なのに、1.5リットルの水が帰るころには無くなった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 峰床山のてっぺん、雲一つない青空、お気に入りの枯れ木がある、
恐竜の骨のように真っ白に曲がりくねり伸びている。
 
 
「がはは また迷った こういう時は逆戻り」
と言いつつ伝家の宝刀、GPSでは 尾根が一つ間違っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
ところどころに赤いテープを巻きつけた。「え カメラがない 落とした」
「なんと馬鹿な カメラは古い 買い替え時かな レンズは惜しい なんと馬鹿な」
引き返した、迷ったところで、太い倒木をくぐった時に落としたようで、
カメラに、袋に、ナイフが、散乱していた。「ありがたい」