福知山・小野村割岳 2020年 10月30・31日  -2 
 
 
 「お城 きれいよ 夜は ライトアップされて」女の方が話しかけてきた。「私も 福知山高校出たんよ 65歳」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
車のところ、佐々里峠まで帰ってきた。雨はやみかけているが空はまだまだどす黒い。
湯を沸かしコーヒーを入れ、羊羹、カリントを喰った。峠を登る手前に鉄扉があった、
冬季には閉まるのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 山の道を走ると、廃屋が、人が暮らしていた気配がする所が日本中たくさんある。
昔はどんな山の中にも人がいて、働いていた、暮らしていた、そんな家が締め切りになり、
屋根が崩れ、人影が無くなっている風景をよく目にする。
 
 
 由良川の源流らしい。芦生にも人が暮らし、それなりの産業があったのだろうけれど、今は廃村だろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
雨がしょぼ降るなか、「どこで寝るかな 道の駅もいいけれど もうちょい ワイルドな山の中」
と探したが、トイレはあるが車が通る、夜中に、「もしもし 大丈夫ですか」
なんて起こされるのも嫌でまたまた車を走らせた。「よし 予定通り 和知市に向かおう」
すでに真っ暗でまわりが見えないが、横がダム湖のようだ。
 
 
 
 
 
 
 和知市を流れる由良川は、水量も川幅も我が近所の安威川の数倍はある、澄み切った水が音を立てて流れていく。
 
 
和知市の道の駅にやってきた。建物はまだ明かりが点き、あと片付けの最中だ。
車が3.4台、どなたも机やいすを出して飯を喰っている様子はない。はしに車を止め、
コンロ・ナベ・イスなどをだした。高野豆腐、ソーセージ、サンマの缶詰、これら家にあったものを喰い
、焼酎の湯割りを飲んだ、旨いねえ。「あれれ 野菜が無い 昨日の夜に きざんだ野菜が無い 
キャベツとキノコ・・」しかたなく素ラーメンでがまん。
 
 
 
 
8時ごろに眠りにつき、7時ころまで寝ていた。コーヒーを沸かし、ごはんにパンにとたくさん喰った。
道の駅の野菜は8時半に販売するというので、北側の山の麓にある道を散策した
、今日は快晴、お陽さまがキラキラ、昨日もお陽さまがキラキラだったらと、悔しがるオレである。
 
 
 
 道の駅で農産物を買った。名物の黒枝豆、干し柿用柿、甘い柿、その他の青菜などで2500円なり。
 
 
 我がアトリエに絵を描きに来られている清子さんが、故郷の福知山市展に何度か出品されているが、
入選だけで入賞がないと悩んでおられる。「高槻市展では 常に入賞してるのに」
とうんざりされている。福知山市展のレベルがよほど高いのか、傾向が違うのか、「ちょっと見てこよう」
と計画した。「せっかく行くなら 車中泊を楽しみ ついでに山も登ろうか
」なんて計画しながら小野村割岳を思いついた。