百里が岳 2021年7月19・20日 |
ちょっと年下ぐらいのオヤジがガサゴソやっている。山の中、葉っぱや、幹や、枝を棒で叩いている。 大きな白い布を張ったお盆で落ちてくるものを受けている。「なにもない」と捨てては、 ガサゴソ、パンパン叩き、ポイと捨て、次の場所に。 口にはチューブを咥え獲物がいれば吸い取るぞ体制、オオこれは虫やさんだね。 |
手のひら サイズ |
セミの抜け殻 |
小川沿いに進む。「せっかく作った 塩水を 車に忘れてきた ヒル いませんよう・・」多少湿った場所を進み、 「あれれ 迷ったかな 林業の印だったかな 登山道の印はないかな・・」1,2分で引き返し道に乗った。 |
黒い獣のうんこ、イノシシか熊か、おおお、甲虫がいる。 |
手のひらサイズ つきたて餅のようだ |
803地点。ここで半分ぐらいかな。フルーツゼリーの凍ったものを持ってきたが、 まだ半分凍っている。オレは氷に弱い、冷たすぎるものを口に入れると、 頭がきゅんと来る。今も、もごもご食ってきゅんと来かかった。 |
三国峠にはブナの原生林、この辺りは広葉樹の雑木林、クリ、クヌギ、ナラ・・知っている名前を並べてみたが、 「いいかげんに 覚えろ」いまだに樹の名前は定かではない。 |
針畑川沿いの村々がぽつりぽつりと昔のままの人家があり、たまに人があり、たまに車もある。 山がいい、樹々がいい、水がいい、走っていて気持ちがいい、お気に入りの村々だ。 |
この辺りはだらりぽこり、消えかかった沼がある、大きな木が生える、いつ来ても素晴らしい、 お気に入りの場所だが、人の姿はまったくない、今日も我々以外は入っていないようだ。 熊の痕跡があちらこちらに、チリンチリン大きく鳴らして進んだ。 |
江若尾根、“中央分水嶺高島トレイル”と書かれた黄色いテープが道案内をしてくれる。 尾根は500〜1000メートルの低い山、だらりあがって、だらりさがって、そんなだらりがどんどん続く。 |
遠敷峠のてっぺんで一台駐車。もう一台に全員乗って三国峠方面へ。 |
ここで幕営しましょう。場所を決めてから、遠敷峠に止めていた車で、三国峠の車を取りに行った。 それぞれ2台に積んでいた、テント、コンロ、ボンベ、コッヘル、食材・・2.3度往復して運んだ。 まずはテント、まずは一杯、豚鍋ができあがりポン酢でいただいた。8時ころになると真っ暗闇になってきた。 4人で一升の焼酎が空になった。ミニギターで歌が出た、11時ころまでなんだかんだと話し込んだ。 |
朝のテント ラジオを鳴らし続けると 動物は一切来なかった アリの噛まれた 痒い |
だらだら上がったり下がったり、よそ見でも危険はないというところもあれば、気をつけて歩かねば というところもある。体力は落ちているのは当然だけれど、平衡感覚が鈍く、“おっとっと” ということがよくある。危険個所で、“おっとっと”くだを巻いてしまうと事故になる、慎重に行こうぜ。 |
遠敷峠のすぐそばに、ほんま物の“サバ街道”がある。小浜からこの根来坂を超え、 針畑川沿いに京へ、サバを担いで若者が“えっちらおっちら”の街道だ。 |
最後に急坂を登りきると、だだっ広い地面、吹雪が吹くのか樹が少ない。はーはーぜーぜーの あとの気持ちのよさ、水をごくごく、空はまっさお、ここも人がいない。トンボが多いね |
百里が岳 |
アトリエ定点風景 |
動画 video190721hyakuz |