木地山 2024年4月 20日
 
 
 900登山開始。鎖が張ってある林道を50メートルほど行ったあたりから、左の斜面を登っていく、
与助谷から若狭駒ケ岳へ行く、軽いコースである。車に自転車を積んで、ここに自転車を置き、池原口まで戻って、
池原口から反時計回りに、与助谷を下るルートも考えたが、今日は若狭駒ケ岳ピストンと決めた。
 
 
 写真で見ると 恐くないが 写真を撮っている場所から 斜面が続き 樹の向こうは 落ち込んでいる 落ちたらヤバイぜ
 
 
 
 
 
 でっかいブナが出始めた、高島トレイル、この江若尾根のブナは美しい、ここを歩く、ブナの木を見る、いいねえ。
 
 
 
 
 
「岡村 おまえさん 樹の写真が好きだな でっかい樹が」「そらあ 面白いぞ 歪み 汚れ 
穢れ いいぞお」高島トレイルは滋賀県と福井県の境にある、冬は雪が降り風もきついだろう。
そんな猛吹雪の中で生き抜いてきてる樹々たちは、根をあっちこっちに食い込ませ、
幹はねじれ、木肌は汚れ、下の方は苔むしているがその姿が格好いい、粋だね、魅力的だね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 70分ぐらいで乗越に到着、与助谷山の小さな標識がある。与助谷という名前だが、谷筋ではなく
ずっと尾根道、このルートを元ちゃんから教えてもらって、「こんなに登りやすいコース 
まっすぐ直登で迷わない 谷がないのでヒルがいない」と喜んでいる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 萌えていると言うが、遠くから斜面を見ると、樹々のひとつひとつが、白っぽく、ピンクっぽく、
黄色っぽくうっすらパステルトーン、冬の間のグレーからほんのり薄化粧をしているように見える。
あれが萌えるというのかな、それとも若草色の葉が出始めたのを萌えるというのかな。オレは、
新芽が膨らみ薄っすら色づきほんのり薄化粧の方に手を挙げるね。
 
 
 軸がぐるぐるとぐろを巻いたような形の面白い樹がある、今日は2本見た。多分彼らまだ幼く小さな時分に、
吹雪で傾き倒れ、春になれば起き上がり、そんなことを2.3回繰り返すうちにトグロができ、
そのまま大きくなって、ケタイな樹に成長したのではないのかな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 苔もいい、綺麗な緑みどりではないけれど、少し褐色系を帯びた色がつやつやしている、これまたよしである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 与助谷を下っていて、「あ この樹」とオレの中で歓声が上がる。右側の斜面にへばりつくように2本の樹、
下の樹の方がより大きい、「前回も見た 何度見てもいい なんの樹 かな」
斜面を転げ落ちたら大変だと思いつつ近づいた、触れた、満足なり。
 
 
アトリエ定点 ぼちぼち昔の絵の修繕もあきてきたので 次の定点は 出来立てホヤほや 出すぞ