峰床山 2020年8月3日 
 
 
6時に家を出たが2時間かかってしまった。以前、5:30に出た時には、1時間半で着いた。
高速を使わず京都市内を通過すると、ここもなんだか近所のようだ。
 
 
 
林道の終点まで1時間ぐらい、そこから登る。林道は自転車なら通れるかなというぐらいに荒れている。 
 
 
 
 
 
 熊君だね 帰路でも朽ちた木を倒していた すげえ力だ 
 
 
 
 
 
 歩きはじめは大きな木があり、「やあまたあえたね」なんて言いながら植林の中を登っていく。
 
 
 
 
 
 斜度がきつくなり、四つん這いになりながら登っていく。「あ こっちに踏み跡」
そこを頼りにジグザグ登っていくが、よく見ると人の踏み跡ではなく鹿の踏み跡のようだ。
鹿はヒトよりずっと身体能力が優れている、彼らはこんな急斜面もポンポン飛んで走って上り下りができる。
 
 
 やっと尾根に出た、えらいえらい、夏の身体のバテが体力を奪っていく、
体中を汗が流れるのを感じる、ぶんぶん虫たちがまわりを飛び回る、防虫スプレーを忘れてきた。
 
 
赤いひもが目についた、一年前にオレがつけたひも、アトリエのウエスを割いて持ってきたものを
結び付けた。赤い印、赤のビニールテープはよく地面に落ちている、冬の寒さでポロリ落ちてしまうのかな。
そのてん木綿のウエスは色落ちもせず頑張っている。
 
 
 
斜面のあちこちにキノコ。茶色の旨そうなキノコ、違う場所には白い大ぶりなもの、
シラサギが数羽、食い荒らされたような雰囲気ながら斜面に白色は映える。
「キノコは喰ってはいけないよ」
 
 
 
 
 
 
 尾根は、ダラリンポコリンなだらかだ。前回より樹々の緑が茂っている、見通しがきかない。
GPSを手に、「あっちだこっちだ」と迷った。「ええい 落ち着け」
紙の地図と磁石を地面に置き、GPSの画面と見比べた。なれない画面は、
「ここがどこやら どっちにいけばいいのやら」こんなことを4,5回繰り返した。
 
 
 
 
 
「電池が10%になりました」これには焦った、「えええ たよりはお前だけなんだよ 
ここで電池が切れたら・・」まだまだGPSには慣れていない、使い方をもっと練習しなければ、
地図も精度のいいものを持たなければ、たくさんの反省点、「いやあ 迷った迷った いい山だねえ 峰床は」
 
 
 
 ぶっとい樹、これはヒノキかな、相当な樹齢の天然の樹だ。植樹され管理されている杉や檜は、
まっすぐに上へ伸びているのに比べ、天然ものは太くて短い、枝もあっちこっちに自由に伸び、
まるででっかいおっさんが踊っているような雰囲気ながら、周囲を圧倒している。
 
 
 おおお やっと鎌倉山まで帰ってきた、疲れた。あれだけ注意していたのにまた迷い込んだ。
「ここまで大丈夫 先ほど印を確認」頭の中で呟きながら歩いていたのに、赤い印が無い、
おかしいな、突然尾根が無くなる。「あれれ またやったか」「さいごのGPS」
スイッチを押したが、画面が見えない、蓄電量が5%を切ると使えないようだ。何分かバックすると道がある、
「なんで この赤印を 見落とすか」9時間半の山行でした。
 
 
 
山でスマホのGPSを見て、「あっちだこっちだ」という方々が増えてきた、「こんな便利なものが 
できているんだ オレはスマホをもたないヒト GPS本体を買うのもなあ・・」と思っていた。
「通話ができない中古のスマホを手に入れたら GPS機能は使えるよ」友人から思わぬご意見、
それを別の友人に話したら、「いらないやつがある」といただいた。
山の地図ソフト:ジオグラフィカを960円で購入し、今日が初試験の日である。