ポンポン山  2022年3月16日 
 
 
 ピンぼけ写真でそおりい もうあと1時間強で車まで というところ たいあーどである
 
 
 「おっと 桜かな 桜だよね 早いねえ・・」
桜だという自信はないが、桜だということにしておこうじゃないか。
 
 
 
 
 
 ケタイな格好の樹 昔 炭を造るために 切られた跡かな
 
 
 「ゴゲ グゲ キュキュ・・」ケタイな音が聞こえる。小型の獣があんなケタイな声でオレに話しかけて
来るわけはなし、キツツキのドラミングにしては、きゅっきゅの音はないよね、
チェーンソーでもなし、遠くの重機でもなし、なんて首を傾げ、上を見あげてはたと手を打った。
強風で倒れかかった樹が三本もつれあい擦れあいの音だった。
 
 
市街地に近い里山 右に左に道がある 小さい山でも迷うと 遭難するぜよ 
 
 
こんな道 いいねえ 
 
 
 せっせこ登る、よっこら登る、汗が噴き出してきた、汗、久しぶりに大汗、ポケットの
ミニタオルを出して顔をぬぐった。「汗なんて 半年ぶりだ」
とにかくこれは気分がいい、気持ちが晴れる、いよいよ春を感じる。
 
 
 
 
 
 鈴をチリンチリン鳴らしながらスギ並木を歩いている。スギやヒノキの植林地帯は薄暗く鬱陶しく好きじゃないが、
ここは爽やかな杉並木だ。なんで爽やかな杉並木だというと、小さい山の小さい尾根道、尾根の左右はスギだけれども、
真ん中に尾根がある、道がある、そんなもんで陽当たりがいい、樹々の幹にもまだらに陽が射す、
地面にもまだらに陽が射す、そんな真ん中を俺は歩く、しかもひとっこ一人いないところ、
チリンチリンと鈴を鳴らしてジジイが登っていく、絵にはならないけれどオレは楽しい。
 
 
 本山寺の参道に出た。小休止、サンドイッチを食べ水をゴクリ、ミカンも喰った。
汗はかいたがまだまだ風は冷たい空気はヒヤリとしている、長袖シャツ2枚でちょうどいい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 蝶か 蛾か・・
 
 
 てっぺんにやって来た。休日でもないのに10人ぐらいの人たちが入れ替わってやってきた。
弁当やサンドイッチを食べる方々、コンロを出してラーメンをすする方々、みなさん山の昼食を楽しんでいる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
動画のワンカット