三重ヶ嶽 2020年8月26日 
 
 さんじょうがたけ、と読む。974M。このあたりの山の たけは 岳じゃなく 嶽ですね
 
 
6時過ぎに茨木を出た、滋賀県朽木の奥、石田川ダムまでは3時間近くかかってしまう。
熊の影が濃いようだけど会いたくないねえ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 落石ゴロゴロ、水たまりに穴ぼこ、そんな道をそろりそろり、あずま屋があり、落合の看板のところに駐車。
 
 
 
 
 
 快晴ではないが晴れている。大阪は連日の体温越えだ。ここも涼しくはないが、
汗は出るが、樹々の緑で陽は遮られ、微風が吹く、なかなか快適だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 植林地帯が過ぎ、雑木林の森、てんでバラバラねじれ曲がり枝分かれ、樹々の盛んな生命力が素晴らしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ぞくぞくブナが出始めた、語りかけたくなるような姿、「なんでそんなに 
ぐにゅぐにゅ 曲がっているの なんでそんなに たくさん株分け しているの 
15本はあるよ」奇妙奇天烈、楽しませてくれるね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トリカブト 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大きな樹がある、ブナがある、「根性の ねじ曲がり競争なら 負けねえよ」
ほとほと感心ながら、嬉しくなるような樹の形には破顔一笑、がははである。
 
 
 
 
 
 
てっぺんには広場、鎮守の森のような雰囲気。山のてっぺんは普通、樹がなく岩ごつごつ、
樹が生えていても風で横向きに倒れ小さくひょろり立っている、いつも風が吹き、
冬には吹雪にさらされているものだよね。そんなよそのてっぺんに比べ、ここのてっぺんはのどかだ。
 
 
 
 
 
 
 
時計回りに回って下る。「えええ これ 道 藪じゃねえか」下の地面をじっくり調べつつそろり足をおろす。
よほど人が来ないのか、藪ぼうぼうの中を、はっぱを、枝を、手で掻きわけそろり進む。
地図で見るかぎり距離は短い、まもなく分岐、我々は左に道を取る予定だが、分岐の場所がわかるかな、
右だ左だと道標がありそうにもない道、GPS君登場で、「間違っていない 分岐はまだ先」とそろり進む。
 
 
林道に降りてくるとさすがに暑い、横に川が流れている、夏の山は水浴びが最高、
着替えやらタオルやらは車の中に入っている、「車に 着いたら 場所を探して 
せめて 冷たい水で 顔を 洗いたい」思いながら林道をてくてく歩いたが、
川に降りられる場所が見つからなかった、今回は残念ながら水浴びはお預けである。