仙丈ケ岳 1 登山 2022年10月24日 
 
 
今年初めての信州の山だ、仙丈ケ岳、南アルプスの女王様だ。北沢峠の長衛小屋テント場は何度も利用
させてもらった、バスから降りて10分ほどでテント場がある、水は豊富だ、広い、おおいに気に入っている。
 
 
 
 6時ころに目を覚まし、シラフから抜け出しテントの外に出た。外で湯を沸かし朝食の用意とうろうろ
しているうちに、アラレが、そうこうするうちに雨に、登り始めて雪が降ってきた。昨夜は満天の星が出ていた。
 
 
 
 
 
昔は澤山さん等と、戸台に車を止め、河原を一日かけて北沢峠まで重い荷を背負って歩いた。
バスが通るようになり、1時間で1200Mをブーブー登ってくれる。
 
 
「えええ 雪だ 初雪だ」と嬉しい悲鳴だけれど、「晴れてくれ 陽が出てくれ」とも願っていた。 
 
 
 
 
 
 上に行くほど地面が白い、薄っすらの積雪風景になってきた。シラビソかな、ダテカンバかな、なんの樹々かな。
 
 
 
 
 
 ありがたい、ありがたい、お陽さんです、今日は初冠雪かな、あと1時間で小仙丈だ。
 
 
 小仙丈を過ぎ、あこがれのアルプスのなだらかな尾根道をルンルン歩いております。空は薄黒く曇った中、
青空がまだらにある、風はきつくないのでゆっくり歩ける、冬用のジャケット、手造り防水手袋、毛糸の帽子、
寒くはない。ジャケットのポケットには、毛糸の手袋とネックウォーマーが入っているがまだいらない。
 
 
 
 
 
 ライチョウには会えなかった 2.3度見た場所にいなかった ホシガラス君に会ったよ さかんに飛び回っていた
 
 
 
 
 
 
 
 
 目的の仙丈ケ岳のてっぺんは雲がかかっている、ガレた岩石は花崗岩で白い、
その上に雪が積もって、その白さの境目がわからない。
 
 
 仙丈ケ岳と小仙丈の間、ゆうゆうとした尾根道漫歩と思っていたが、四回ぐらい岩場があり、
くさりを掴んで、オットト、怖いな、コラサ、この石を超え、この石を掴み、と越えていく。
 
 
 霧や雲のかかる合間にちらりチラリまわりの山々の姿が見える、北岳も見えるじゃないですか、
樹々の緑の中にオレンジ色の斑点や帯が流れる、黄色というか黄金色というかあれはなんの黄葉かな。
 
 
 
 
 
景色というものは不思議なものだ、霧が出て雲で隠れて、そんな合間に、「おお 見えた なんてきれいな 
すごいじゃないか」姿を現した山の姿、樹々の緑と黄葉、白い岩肌、そんなこんなにこれほど感動するのは、
チラリちらりと見せてくれるからなのか、ずっとずっと見るよりもその素晴らしさが倍増するのかもしれないね
 
 
 
 山に登っている間は 降られなかった ほとんどの時間 雲に ガスに 霧に 一瞬晴れると 総天然色の世界になる
 
 
 
 
 
 
 
 
 下の方まで下ってきました、また雨が降ってきた、雨具を出そうか、大丈夫かという程度の小雨だけれど、
湿度は100%だ。雨の山は嫌だけれど、こればかりはどうにもならないね。雨のアウトドアーはつまらないので
しないぞと決めているが・・。まわりは自然林の樹々、ほとんどが針葉樹、いつも歩いている近畿の山々に比べ、
幹の太さは倍ぐらいある、倒木も多い、横たわった樹の長さがすごい、それに白い雪が乗っている。
 
 
小さい雪ダルマを発見。男の子と女の子か、上手く目鼻を付けて、ほっとする暖かさが伝わってくる。
 
 
 10月アトリエ定点撮影
 
 動画 video241022sennjyo1 仙丈ケ岳登山