高見山 2022年2月15日 
 
 
避難小屋がありそこに入った。小屋と言っても扉はなく、屋根が展望台で三方が囲まれ、ベンチがある。
かろうじて雪がかぶっていないベンチに腰掛け弁当を広げた。弁当とサンドイッチは昨夜のうちに作った。
弁当は、玄米飯に梅干しと黒ゴマ粒。野菜炒めにベーコンと卵を入れた。一口めは冷たいと箸が
動かなかったが、二口、三口、うまい美味いと完食。後ろに温度計があり氷点下の少し下だった。
 
 
 
陽は燦さん、道も川も山もお陽さんの熱で湯けむりを上げているような雰囲気だが、
昼頃から曇ってくるという天気予報だ。
 
 
 陽は燦さん、道も川も山もお陽さんの熱で湯けむりを上げているような雰囲気だが、
昼頃から曇ってくるという天気予報だ。
 
 
ちょっとスタイルを紹介しますと、ザックを背に、ポシェットを腹に付けている。ポシェットには、
袋に入れて一眼レフカメラ、1リットルのボトル、ライト、薬、歯ブラシ、ナイフ、箸・・と入れている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 1時間ほど登ってきた。先ほどから雨のようにボタボタ水が落ちてくる。
スギの植林の上に載った雪が融けて、ボタボタなのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 上の方に登ってきた、雪が深くなりだし凍っているところもある。今日は12本アイゼンを
持ってきているので装着。「アイゼンなんて いらねえ ずぼあしで じゅうぶんだ」
なんてすごんでいたが、雪の中、アイゼンを履くと、雪をがっちりつかんでくれる、
安定する。天気予報通りに雲が多くなってきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
なんと樹氷が少し残っている、樹々の幹に枝に白いものが突き刺さっている、いいなあ、
やっと見れた、これが見たかった。空はだんだん明るさが無くなってどす黒い様相になってきた。
このあたりは、雪が50センチぐらいは積もっているのか、まったく融けていない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 樹氷はてっぺんの少し下あたりが一番きれい、これで陽が照り青空があると、青と黒と白、
三色がいばりあって目に飛び込んでくるのだけれど、薄暗い空では、一色が事欠きいまいちの
迫力だが、ま、念願の樹氷が見られたことで満足満足なり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 今回は、菓子パンが二つ、手造りサンドイッチが二つ、リンゴ、チョコレート饅頭を二つ持ってきた。
チョコレート饅頭はいたく美味そうだが潰れやすいので、駐車場に着いたところでMさんと
一個ずつ喰った。手造りサンドは、野菜の酢のものを敷き、バナナやリンゴを並べたもの、登りと下りの
行動中に一個ずつ喰った。バナナを2本いただき登りの途中で一本、帰りの車中で一本いただいた。
 
 
 
 
 
 Mさんは、「至福にひと時 風呂だ」横の温泉に行ったのでそのまま分かれた。家に帰っ たら風呂に
入って全部着替えたい、途中で風呂だと嫌だな、いつもそういってる。「温泉でも 家でも 
着替えは一緒じゃない」「なんで 温泉 きらいなの・・」いつもそういわれる。
 
 
 
 
 
 
 
 
記紀の話かな。桓武が熊野・伊勢を経てこの高見山で軍事評定、
宇陀の一族:兄猾:えうかし:の情勢を見たのだそうだ。
 
 
 
 この登山道は面白くない、嫌だな、なんでかな・・と思いながら登っていた。同じ道を帰る時も通って
気づいたことは、階段だ。ていねいに階段を作ってくれている、その階段が歩くリズムと会わない、
登山が楽しめない。去年、近所の釈迦ヶ岳に前鬼から登った時、「階段が ○○段あります」
と表示されていた。そこの階段は○○の数字は忘れたが、そんなに階段があるのかと驚くほどデカイ
数字だった。ただ釈迦が岳の階段は、階段を20段ほど登ると、土があり、坂道があり、普通の道があり、
マタ階段、またはしごと、バラエティに富んだ登山道、そういう階段の並び方だったのに比べ、
ここは1時間ずっと階段が続く。一生懸命作っていただいて、文句を言ってゴメンチャイ。
 
 
ひんがしの 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ
今日の山は 陽炎の揺れる山かな