前鬼1 2021年3月29・30日 
 
 
 
 
 
夜 9時頃 道の駅 吉野路上北山
5月の暖かさようだったという昼間の温もりが車に残っていたが、夜になって外気も冷たくなってきている。 
 
 
 乾きものをちょっといただき、お神酒を飲んで、いつもの車中泊、
いささか寒かったが、朝まで眠った。
ふたり 寝られるかな
 
 
 
 
 
 道々はさくらの花が満開、大阪も奈良も。翌日の朝も、169号線沿い、薄墨色の桜が満開だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ミツマタ群生
 
 
 
 
 
“北山村”一口メモ:人口500人 全国で唯一の飛び地の村 北山村は林業の村、ほとんどが“いかだ師”、
新宮まで運んでいた。「新宮が和歌山県なら 和歌山県に入れてくれ」そんな希望が昔は通ったとか・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
「どうも違うな 以前と様子が違っている 前はこんなに建物が無かった・・」舗装道を歩きながら、
前鬼の“小仲坊”という宿泊所に近づくにつれ、頭をひねるオレ、オレの記憶が間違っているのかな。
四五棟の山小屋風の建物が、整備された畑地が、白いミツマタが群生している。
 
 
 
 
 
 
 730いよいよ出発。ここは標高600Mぐらい、いささか寒い。樹々に葉っぱはまだないが、
新芽が膨らみかけたもの、ちっさな新芽がたくさん付いたもの、
これからは緑みどり、葉っぱの勢力が強まる季節がやってくる。
 
 
 ケタイなキノコ発見。きくらげのような、オレンジの入った茶色、ふにゃふにゃふにゃ・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
奈良と新宮を結ぶ国道169号線で、普段は見かけないものをふたつ見た。ひとつは、夜の9時前、
前の車が減速しはじめた。何だろうと反対車線を見ると、大きな鹿が身体をおこし、左右を見ながら、
へたり込んでいる。腹の方から血が流れている。交通事故だろう。
ふたつ目は、暗くなりかけた6時ころの帰り道、道路の前方、斜めの線が走っている。
「なにかいな」近づくと電信柱より倍ぐらい長い丸太が、崖に引っかかって斜めに立っている。
「あれれ あれが落ちたら 車は ぺっちゃんこ そろり すり抜けねば・・」