薊岳:あざみだけ:東吉野 2025年4月21日 
 
 
一年前からここは登りたかった。いい山でした。 
 
 
 ここはお気に入りの場所 毎年何度か来ているね
 
 
 「コバイケソウ が顔を出しだした」そう言われよく見る草だと調べたら、
「お よく見る 白い尖がり花」急坂をエンヤコラ、90分ぐらいで1334地点:乗越にやって来た。
 
 
尾根道は ブナが多い 比良山系のブナと 同じブナながら チョイ雰囲気が違う 
 
 
 
 
 
 広葉落葉樹林帯に入ったが、まだ若葉はない、雪もない、標識もない、人もいない、おだやかなポコリン尾根、
「うわわ いいところ ええとこじゃあ」と叫びたくなる。
 
 
 
 
 
 ルンルン尾根道を行くと石ころが散乱する、「これが 薊岳です」「ええ これが もう着いた」
 
 
 「ええと こっちの方角 どこが道」右の方に行く道はあるがそれは大又の方に行く道で、我々が進む道がない。
「ここを降りたいが 短いザイルしかないので こっち」「えええ」「ちょと 気をつけて」「えええ」
ここを落ちたら助かるまい、というところをそろり一歩、掴むところがない、次の足を一歩、ズルリが来ませんよう
祈りつつ冷や汗の5分が過ぎた。崖の上のトラバース、足で立てるところまで行き振り返ると、「帰りは 
あそこを登れば 簡単 今も あそこを下ったら よかったんだ」高所恐怖症のオレである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 恐怖のあとはおよそ100Mほど下り登り返すと、木の実矢塚に着いた。
 
 
 薊岳にはかまぼこ板のような標識が木に括りつけてあり、ここは板に書いた標識がブナの幹に括りつけてある。
 
 
 連れてきてくれたKさん、「桜の花が好きで 全国 追っかけをやってた」「・・?」なんだつまらんと
思いながらよく聞くと・・。「おれは 野生種の桜の花の 追っかけだ エドヒガンだとか ヤマ桜だとか 
そんなんが好きや」とおっしゃる。そう聞けば、「そらあ すごい」というわけである。野生種は、先日知った、
エドヒガン桜、ヤマ桜、オオヤマ桜、ミヤマ桜・・・である。10ぐらいの野生種をもとに、名前がついた栽培種は
800種ぐらい。「石川県 善正寺の キクザキ桜 これがすごい」ネットで見ると、「おお すごい」である。
 
 
 
 
 
 尾根道の下の方に 桜がポツリぽつり 「おお いいなあ」
 
 
 木の実矢塚は丸いお椀を伏せたような、ヘルメットのような、大きなぽっこり、ブナがいっぱい、若いもの、
中年のもの、ここのブナたちには親分が居ない。もうすぐ若葉が出だしてまわりの景色は見えなくなる、
いい時に来たものである。ブナのどんぐりが“木の実”なのか、なぜ“矢塚”まで付いているのか、不思議な名前。
 
 
 下の方の山肌に桜がぽつりぽつり咲いている、「こらあ きれい いいなあ」小鳥がピーチク鳴いているが
姿が見えない。獣も鳥も無しの日です。
 
 
 
 
 
 4月のアトリエ定点風景 まもなく展覧会 後ろに写った絵 出品するかな
 
 
展覧会の案内状 岡村画伯登場 うれし はずかし これいいねえ