蒜山縦走 2024年11月13日 |
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登山口には車がすでに5台止まっている。この山は、ポコリンとしたピークが三つある。下蒜山・中蒜山・ 上蒜山の三つがあり、我々は下蒜山登山口から登って、中、上を通って、上蒜山登山口までの縦走スタイルを 計画している。コースタイムは7時間ちょっと。 |
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夕方のキラキラ光り、明日登る蒜山の山なみが近くに見える、少し離れたところの大山が見える、 紅葉のイチョウの黄色が、赤い葉が眩しい。利用料金はひとり1500円ぐらいかな。 |
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まだ明るいうちにテントを張り、机、椅子を出し、コンロに火を点け湯を沸かす。大きな鍋が出て、 出汁をぼとぼと、ホタテ、どんこ、魚の切り身、ネギ、エノキと入っていく。クーラーから冷えたビールを 出して乾杯、次いでワインも出てきた。とはいえ明朝出発が早いので、山に登る前日は酒は控えめである。 なんと焚火セットが出て、キャンプ場で買った薪に火を点ける。 |
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一本登ったぐらいから眺望が開け、目の前にでっかいポコリン、その手前に小さいポコリン、 笹が生い茂った草原の中、登山道がくねくねついている。風は冷たい、ものすごくいい景色、 素晴らしいじゃないのかね。シャツを3枚重ねているがずっしり汗をかいている。 |
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眺望が開けうっつくしい景色。てっぺんはちょっとしたホワイトアウト、 視界50Mもないかなとまるでまわりが見えなくなってきた。 |
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テントにあたり雨音で目覚めた。雨はやんでいるが全山曇り視界が悪い。「今日は 晴れの予定 だったが」 そうぼやきながらも降られないのがましである。雨具のズボンをはいている、 地面がドロドロ、前回の赤兎ほどではないが、靴もズボンも泥だらけである。 |
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「登山靴は ね 帰ったら 歩かせてくれて ありがとう と 感謝して 洗うのよ」 水を飲みパンを喰った。今日は1.5リットル飲み物を持ってきた。ヌードル用湯は別で。 |
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下の鞍部まで300Mほど下って、また中蒜山まで300Mほど登り返す、どっこいしょ。 |
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蓼科高原は“ジャージー牛”で有名である。ホルスタインに比べ体格が小さいので乳の量が少ない。 味はいいらしく価格も高いそうだ。「ジャージー牛乳を飲みたいね」言っていたが売っているところもなく 飲めなかった、「そのうち どこかで 試してみなければ」である。 |
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中蒜山のてっぺんにやって来た。相変わらず曇った空模様ながら、麓の牧場や建物やらが点在する村々は 晴れて輝いている。雲がかかっているのは500Mより上の方だけかもしてない。ここで昼飯を食うことにした。 カレーヌードルに湯を入れ、握り飯を2個喰い、麺をスープをすすった。横に避難小屋があり中を開けて見ると、 囲炉裏が切ってありじゅうぶんに寝られそうだがここまで荷を揚げてくるには、今のオレはジジイ過ぎる、 ここまで荷は上げられない。10年前まではザックは80リッターであった。 |
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「山は なにが面白いか」オレはかつて、「地面を 見ながら 歩くのが 好きだ」と言っていた。 ほろ酔いの強者たちも、「山は どこの山でもいい 歩いている自分がいるだけ」という。 これは名言だ、言い得て妙である、「山を 歩く 自分がいる」である。 |
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「ほんとの 頂上は ここじゃないよ あそこよ」なるほど地図にもそう書いてある、ここより往復20分ほど 離れたところが10M標高の高い本当の上蒜山である。「行く?」「もういいや」「いや せっかく 来たのに」 「それじゃ 行く」泥んこ道を進むと三角点があった、思った通り、なんてことの無い場所だった。 |
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12:45上蒜山のてっぺんにやって来た、さすがいささか疲れてきた。「ああ みなさん ここまで来れてよかったね」「最高」「よかった」と歓声のあと、5人で記念写真を撮った。 |
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上蒜山登山口に向かって下山開始。このころからお陽さんが見られるようになり、穏やかな暖かい 山の斜面、横を見ると今まで歩いて来た中蒜山のポコリンが大きく見え、そのてっぺんに、「あれは避難小屋かな」 というぐらいにはっきり見える。山肌の樹々が赤や黄色に輝き綺麗な景色である。 |
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「1時間ぐらいで下山するから」とタクシー会社に連絡。上蒜山登山口の牧場のあたりで待ってくれという。 上蒜山登山口から 下蒜山登山口まで 5000円ぐらい。5人で詰めて乗った。 |
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アトリエ定点風景 11月中旬だというのに まださほど寒くない |