蛇谷ヶ峰 2026年2月20日  
 
 
 スキー場なので雪はたっぷりあった 
 
 
若いねえ 元氣だねえ 
 
 
 雪に 叫ぶ
 
 
遠くにリフトの柱が見える 平日なのでスキー客は少なかった 
 
 
「そっちの車は 四輪駆動 雪を考え 岡村車でいこう」と前の持ち主に言われたが、坂道が凍結していれば嫌だな
と車を走らせた。気にしていた“途中”という場所、急な坂道があり、あそこが凍結するとやばいぞと思って
いたが、その峠道も乾いている、朽木スキー場への進入路も道路わきに雪が積み上がっているが道路は乾いている。
 
 
 
午前中は陽が照っていた。 1時頃に下り始めた。まだ昼過ぎなのに夕方のようにさびしく暗い。雪が白く積もった山肌、
モッコりした落葉樹の樹々にはまだ緑の葉が無い、細い枝が無数に天に向かっている、白い雪とモノトーンの
樹の幹と枝、空もモノトーン、寂しい侘しいという世界である。
 
 
 天気は花曇り(この言葉気軽に使っていたが、季語らしい。桜の季節、空が薄く曇って霞んでいる様子らしい)
というより、青空も見えるが薄暗い雲が空を覆っている。寒くはない、寒波の時のクソ寒さはない、ダウンを
脱ぎ防寒具だけで、フードも被っていない。しばらく歩くと汗が出てその防寒具も脱いだ。
 
 
蛇谷ヶ峰:オグラス:901M:オグラスとは何かな、このあたりの地名が“オグラス”だったのか、
木地師の郷が近く彼らの姓が“小椋おぐら”だったことから来ているのか定かでない。
 
 
 
てっぺんはたっぷり雪が積もっている。
琵琶湖が、鈴鹿が、伊吹が、高島トレイルの山々が、福井、岐阜の山々が見える。
 
 
 
 どこに腰掛けて弁当にするかと探したが雪の上しかない。たまたま尻が乗るぐらいの敷物を
持参していたのでそこに腰掛け、カレーヌードルに湯を注ぎ、弁当を広げた。
 
 
 10人ほどの人がいた、ここは人気の山のようだ。気付くと若者ばかりである、いつも、山はジジババばかりだ、
若者に人気の山、ジジババには登り足りない山なのかもしれないね。弁当とヌードル、菓子パンを2個も平らげた。
「よく食うねえ その歳で 僕はこれで じゅうぶんだ 燃費がいいのだ」衣川さんは湯を注ぐ麺だけである。
 
 
アトリエ定点風景 
山の帰途、安曇川の駒田識布に寄ってもらった。「もう3年ほどご無沙汰 どうぞまだ 仕事をしておられますよう」
と工場に近づいた。4時頃だと思うがひっそりしている、まさかと近づくと車が3台ほど止まっている、職人さんが
2.3人座っている、「よかった まだ つぶれてなかった」「社長さんか 息子さん おられますか」「あれれ 
ちょっと 探してみます」年配の方が出てきた、その方はオレの知っている社長だったが、「43歳の息子が 
社長なんで どの布が 渡していいのか わからない」「綿布はどんどん 織っているので 売れるものは
ありますよ」「えええ よかった ぜひぜひ」
綿布がいい、綿布のキャンバスが、絵具のノリがいい、あれが無いと、
オレは描けない。晩年のオレだがまだまだ描きたい、綿布があるとありがたい、うれしく帰った。