北小松 2025年3月9日
 
 
 
 
 
 
 
 
「そらあ こんな風 冷たい風の日に 登りたくないよ ねえ」 
防寒具のフードを被らないと冷え冷えの寒さである。
 
 
 8時前に北小松駅に着く電車、「ええ えらい人だ」車掌さんのアナウンスで、
「マラソン参加の皆様 がんばってください」若者たちで満員である。
 
 
 トレースの無い斜面を見た時は、「こらあ 途中 引き返しか」と思ったが、
相棒のノンちゃんのおかげでてっぺんまで来れた。
この標識を見ると、1メートルは積もっているね。
 
 
 
 
 
 天気予報氏が、「今日は 登山には よくないよ」とおぬかしになる、「こんなに天気がいいのに 
なにに 文句があるのだろう」と不思議に思っていたが、上に登ると冷たい風がきつい、先週の、「暖かいね 
お陽さんが背中を温めてくれる」というのに比べ、上に登るにつれ、防寒具を着込みそのフードを被った。
 
 
 
 
 
 後ろから撮ってくれた動画を見ると、「なんと ぬるい歩き方 牛歩戦術じゃあるまいし
 もうちょい すいすい 行けんか」と歯がゆくなるような歩の進め方だが、
登っているオレは、これが精いっぱいの歩き方、ドッコイショの頑張りである。
 
 
 「たいへん 大変 らっせる ラッセル あああ しんど」である。
 
 
 
 
 
 
 
 
ヤケ山でワカンを着けた。5年以上使っていないが、すぐに装着できた。「ええと 
まずはかかとを入れて バンドをぐるり回して 足先を左右に、最後に絞める えいこら 絞める」
 
 
 
 
 
 
 なんと今日はヤケ山からトレースが無い。何日か前のトレースも新しい雪でまったく見えない、
「ええい ここだろ 間違ってないやろ 行ってまえ こっちじゃ」
 
 
去年の3月11日 てっぺん直下で 引き返した 今回も バテバテの へとへとである 
 
 
 
 
 
 145やっと釈迦岳到着、北小松駅から歩き始めて6時間もかかってしまった。ヤケオ山から1時間半近く
かかってしまった、もうバテバテである。雪のない時期はヤケオから釈迦まで40分のコースタイムだが
倍以上時間がかかっている。「ああ ばてた 足があがらん まだまだだ くそおお」ぼやきながら
一歩一歩進んだ。途中で、人の声を聞いたような気がしたが、空耳かもと思っていた。釈迦のてっぺんは
大ぜいの人の踏み跡がある。「ツアーで スノーシュー 体験団が 居られたのかもね」
今日はおにぎり2個と粉末スープだ。今日の山が急に決まり夕方買いに行くと、売れ残ったタラコとサケ
しかなかった。パンも食べ粉末コーヒー、白湯も飲み満腹である。
上を見ると琵琶湖側は薄ぼんやりだが、日本海側は真っ青である。
 
動画:v090325 
 動画の中 「もうすこし 早く 歩け 無理だ バテた しんどい」
 
 
アトリエ定点風景 この登山の翌朝に撮った写真 横に濡れた登山道具が散乱していたが 上手く隠している
床の絵は進行中 早くいい絵に できあがって と祈る