皆子山 2025年1月18日 
 
 
 この山はいつも通る道、坊村にも、木地山にも、遠敷峠にも通る道の途中にあるのは知っていたが、行ったことが
なかった。かつて、行こうといわれたことがなかった。“平”というバス停の横の空き地が5.6台停められる
駐車場があり、500円を入れる箱がある。ここは知っているぞという骨董店があり“杣の道”と書いてある。
 
 
 
 
 
 靴を履き替えスパッツを着け、ザックの中身を点検して、ピッケルを背に差し「さあ 行こう」
 
 
 
 
 
手袋が要るような要らないような冷気、4枚のシャツで登っている。 
 
 
 
 
 
 山のアプリをスタートさせた。オレは“ジオグラフィカ”というものを使っている。前日にそれを開けて、
行く山の地図を登山口から頂上まで滑らせていく、右へ左へ滑らせ、スマホ君に覚えさせておく。歩き出す前に
ボタンを押すと、矢印が山のてっぺんまで付き合ってくれる。「これがあれば 地図が要らねえよ」というように、
ほとんどの山を登る方がこれらの山アプリを利用し、紙の地図やコンパスを持っている人は少なくなってきた。
 
 
 
 
 
 12時頃にてっぺんに着いた。」ここは大きな標識は無く杭に近い棒が立っているだけのてっぺんである。
このあたり1M近く積もっているかな、太ももまでズボリと雪の中に沈んでいく。
 
 
 
「エンジェル して」「なにそれ」「雪の上に 仰向けにひっくり返って 手足を バタバタ」
「ちがう違う それじゃ 痙攣」歳に似合わずはしゃいでいる。
 
 
 
 
 
 
 「帰りは ワカン 着けるよ」オレは6本爪の簡易アイゼンを登りの途中で着けそのままにしている。
ワカンは平らなところで威力を発揮するが、斜面では役に立たないと思っていた。
「なにいってるの ワカンは 下りの斜面で しっかり止まるよ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 この写真の向こう側は 比良の山々 琵琶湖バレーのスキー場が見える
 
 
 
 
 
 アトリエ定点観測