伯母子岳 2024年12月9日 
 
 
雪でわからないが 自転車でも 軽トラでも行けそうな登山道  
 
 
寒がりのオレは ずっとこのスタイルで 歩いた 手袋は外せる寒さかな 
 
 
標高1000M超えの 明神スカイライン 道路が凍結しているところもある 
スタッドレスタイヤ装備なので滑りはしない。まさかこんなに雪があるとは 待望の雪山だ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ズボ足の靴底と雪がすれる音、きしるような音、キュッキュ、下が土なのか石なのか枯葉なのか、キュッキュ。
 
 
 
 
 
オレ 高所恐怖症とはいえ、いちおう山のベテランなのに、間抜けなことを、「スパッツとは、
雪も、雨も、雨上がりも、泥んこも、要るんだぜ」
 
 
 
1時間ほど歩いた。陽が軽く照りだしたりまた曇ったり、樹々の枝に着いた霧氷がキラキラ光る、
風は冷たく上衣のジャンパーは脱げない、毛糸の帽子の上にフードまで被っている。それでもだんだん
温かくなってきた、フードを脱ごうかと思案しながらも帽子とネックウオーマーは着けたままである。
樹々の影が白い雪にずらずら並ぶ、思いがけない雪山登山に感激である。
 
 
 
伯母子岳   山の名は、村の長者が美貌の乳母に子育てをたのんだのが由来らしい。
美貌というからには、乳飲み子とパパも一緒にお世話になったのかもね。
 
 
115伯母子岳山頂到着。100Mぐらいの上り下りのなだらかな山だけれど、雪が付いていると時間が
かかってしまう、「早く帰らないと 日が暮れる 4時半には 車のところに 着きたい」 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10センチぐらいの積雪と思ったので、スパッツを持ってない、雨具のズボンを履くのは嫌だし・・
と出発したが、下山した時には靴の中に雪が入り、ズボンの裾は雪が絡みつき、冷たい思いをして帰った。
 
 
 
 
 
 
ここは和歌山県なのかと思いきや、竜神スカイラインが県境のようで、伯母子岳は奈良県にあるようだ。
景色は素晴らしい、山々がボコボコ連なる、陽があたる斜面、陰の斜面、地球うねりが伝わってくる。
 
 
 
 
 
 
 2時、3時になって陽が照りだし、空が青くなってきた。傾いた太陽が山を赤く染める、
枝えだの霧氷が風で飛ばされ、キラキラ光る。飛び散った雪片が往路で歩いた我々の靴跡に
飛び散って、白いかけらが、お菓子のように、料理教室のように、撒かれている。
 
 
 
 
 
ここは距離が家から遠い、久宝寺まで電車で1時間強、久宝寺から車で2時間半往復8時間の交通時間だった。
山は10時出発4時到着で6時間。交通時間の方が長い伯母子岳でした。
 
 
 
 
 
 
アトリエ定点風景 毎日 4.5年前の絵の修繕を楽しんでいる 新作もあるよ