大台ヶ原 2024年6月8日 
 
 
 三津河落山:さんづこうちざん:漢字で表記されると読めない。名前の由来は、ここが三か所への
分水嶺だという。大阪湾・伊勢湾・太平洋の三か所に水が流れていくというが、
そらあ理屈でいえばそうかもしれないがちと無理があるのではと思いながら・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
歩きながら いい景色だなあ と 感激 
 
 
  天気は午前中、お陽さまマークだったが、午後から下り坂、曇りマークになっていた。最後まで降られなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 「大台河原は日本一降水量の多い区域」と聞いていたので、予報士が言う曇りは、山では雨かなと恐れつつ
歩いたが、行程の半分は陽が照っていた、帰りの半分も降られることなくお天気には恵まれた一日だった。
 
 
 ここの山はまだ膝ぐらいまでの笹に地表が覆われている、遠くから見ると草原だ、
大地のポコリンを丸く草が覆っている。
 
 
 
 
 
 膝あたりまでの笹のポコリン風景、そこに白骨化した巨木の幹や根が
あちこちにぽつりぽつりとある、この景色は素晴らしい。
 
 
 
 
 
 大台ヶ原の昔は樹木に覆われていた、よその山と同じように樹々が茂っていたそうだ。
1959年に来た伊勢湾台風の嵐でそれらのでっかい樹がなぎ倒されたらしい。
 
 
 樹が倒れても山の緑は簡単に再生するものだと思っていた。大台ヶ原のポコリン山々も、
再生の初めとして笹が覆い出したが、シカがやって来てその笹を食ったそうだ。
 
 
 シカがどんどん増え、その笹を根元まで喰ったそうだ。根元まで喰うと笹自体が枯れ土砂崩れ、
崖崩れが起こるらしい。そういえば弁当を食ったてっぺんあたりには鹿の糞が散乱していたね。
 
 
 日本一の降水量というので調べてみた。大台ヶ原は屋久島と並んで日本一の降水量、
年間5000ミリだそうだ。標高ゼロメートル太平洋の海まで20キロ、そこから台風シーズンの湿った
雲が一挙に1500メートル駆け登って登ってきて大雨を降らすようである。
 
 
 
 
 
 近々の アトリエ定点風景 描いてるぜ