白木峰 2024年6月14日15日  
 
 
 白木峰に行こうということで、夜の8時に岡村車で大日駅タクシー乗り場にいる。
夜の8時に出て深夜2時に到着、3時間ほど仮眠をしてぐるり一回りしようという計画である。
 
 
 
 
 
 615登り始めた。まずは急な登をエンヤコラ、「お ギンリュウソウ」草の間に白い花、違うのではと
怪しみまわりの草をそっと除けるとギンリュウソウが二輪、「おお 幸せが来る」今度はオレがそっとひとりごと。
 
 
キャンプ場に着いた時点で、まだ暗いのに10台ぐらいの車があり、若者たちが登山の用意をしていた。
人気の山、梅雨の直前だがまだ晴れている、「今を逃せない」とこの2.3日だ。
 
 
 
 白木峰のてっぺんにやって来た。この山は草原の山、草原と言っても草ではなく小さい木、サツキやなにやらの
膝ぐらいの高さの樹がびっしり生えているさまはまるで草原、人の通る登山道だけが草を分け土が見える。
 
 
 車を走らせて飛鳥清見あたりまではすんなり走り、高山から471号線、そして360との交差あたりで
1時間ほどのロスをしてしまった。ここからが面白い、なんとか471号線の細いルートに乗った、
国道なのにまるで田舎の村の道、家と田んぼの間の坂を上っていくような道、
舗装も完璧でないようながたがた道を樽峠に向かい深夜に越える大冒険をした。
 
 
 国道471号線:酷道ということで有名である。夜中なので対向車は1台だけだったのはよかった。真っ暗でライトを
アップにして身体を前のめりにハンドルを握った。枝が道にはみ出ている、下の方で水の流れる音、
鬱蒼とした樹々、切り立っている崖かなと思われるがガードレールもない緊張の1時間であった。
 
 
 トイレがあるキャンプ場あたりに3時頃着き、庇の下にマットを敷きビールを飲んで仮眠した。
1時間ほどして湯を沸かしヌードルやらおにぎりを食った。
 
 
 
 
 
 ここの木道は地面の上に枕木大の材木を三列にならべ外れないよう滑らないように横桟が釘で打ちつけてある。
木道の濡れたところを踏んで、おっととが一度あった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 てっぺんに丸い机台がありまわりの山々の名が記してある。白山、白馬、剣・・「え 富士山と 
書いてあるよ 見える? あれかな・・」「違うよ 見えないよ」360度まる見えである。
 
 
 
 
 
 「これが コバイケソウ」「ニッコウキスゲも 咲いてる」「いいところだあ・・」
 
 
 “大ぶろしき”という表現をいいように使わせてもらうと、まさに大風呂敷の大草原
 
 
 いくつかの池がある、池塘:高山の湿原や泥炭地にある池沼。「お かわいらしい 白い綿 
タンポポじゃなく ワタスゲ・・」この白い花が池の水に光って吹かれてタユタユしている、気に入った。
 
 
 避難小屋もあったのでそこでしばらく休んだ。「先にスモモ それから 大福もち反対だと 
スモモがおいしくないよ」ともにおいしくいただいた。「わたしは アワ」ビールが出てきた。
避難小屋は立派で炉まである、2階もありごろ寝なら20人ぐらいは寝られそうだ。
 
 
 24時間の弾丸山行でした。最後に一言、「眠気覚まし 覚醒の薬 効いた 眠くなかった 運転できた」
 
 
 アトリエ定点風景